2018年4月1日日曜日

Pioneer(パイオニア) XDP-30R デジタルオーディオプレーヤーを買いました。簡単にレビュー評価してみます。

Pioneer XDP-30R
現在、SONY製NW-ZX300と、NW-WM1Zの2台のデジタルオーディオプレイヤー(DAP)を所有しています。そして、φ4.4㎜イヤフォンジャックを持つバランスケーブルでイヤホンを接続し音楽を楽しんでいます。しかし、たまにはSONY以外の音も聴いてみたいと思いました。そこそこの金額でマズマズの音が出れば良いと考え色々物色。AmazonでPioneer XDP-30Rが安くなっていたので購入しました。コンパクトでφ3.5㎜アンバランス、φ2.5㎜バランスの両接続に対応した中々の優れものです。

XDP-30R NW-ZX300 NW-WM1Z

本体
軽いですが、質感は良いです

横幅はNW-ZX300よりあります

右側面は上にボリューム、下にロックスライダー

クルクルが良いです

電源ボタン 電源LED φ3.5㎜ジャック φ2.5㎜ジャック
上部にPlay戻るボタン 下部にmicroSDスロット2つ

下部USBコネクタ

と、ここまではカッコいいのですが・・・・・

_| ̄|○ この裏で台無しです。
プラスチックの白?質感もダサいです。ボディーがシルバーだったら渋く黒でしょう!?裸で使ってると紫外線や手の汚れで、変に色が変わってきそうです。傷も目立ちそう。

あぁ~カバーを付けて見なかったことにします。

仕様
■製品名:private XDP-30R
■ディスプレイ:2.4型静電容量タッチスクリーン
■内蔵メモリ:16 GB(システム領域含む)
■拡張メモリ:microSDスロット x 2(最大200 GB x 2, SDXCに対応)
■Wi-Fi:802.11 a / b / g / n
■Bluetooth:プロファイル:A2DP / AVRCP
 コーデック:SBC(※DSD音源はBluetooth伝送に対応しません。)
■オーディオ形式
 DSD(DSF / DSD-IFF)/ FLAC /ALAC / WAV /AIFF / MP3 /AAC
■実用最大出力
 75 mW +75 mW(Unbalanced / 32 Ω, JEITA)
 150 mW +150 mW(Balanced / 32 Ω, JEITA)
■歪率:0.006 %以下
■S / N 比:115 dB以上
■再生周波数帯域:20 Hz ~ 80,000 Hz
■インピーダンス:16 ~ 300Ω Unbalanced 32 ~ 600Ω Balanced
■入出力端子
 2.5 mm:4極 バランスヘッドホン出力
 3.5 mm:3極 ヘッドホン出力
■Micro USB:充電・データ転送入力端子兼用
■ゲイン切り替え:Low / Normal / High
■再生時間:15時間(96 kHz FLAC アンバランス再生)
■寸法(H x W x D) mm:94 x 63 x 15 mm
■重量:120 g
■付属品
 Micro USB ケーブル(1.0m / 充電・データ転送時使用), 保護フィルム
詳しくはPioneerホームページをご覧ください


カバー
private XDP-30R専用 PUケース バスタブケース ブラック XDP-APC30(B)
厚みは無く、軽いです。



装着
カッコいいじゃぁないですか!滑らないし質感もマズマズ!







聴いてみる(ファーストインプレッション)
今回、評価に使ったメインのイヤホンは、同じ30つながりで、AKG N30です。ケーブルはφ2.5㎜バランスケーブルを使用します。




評価で使った楽曲
EDM、ロック、ポップス、ジャズ、クラシックなどのジャンルを聴いて評価しました。音源はCD無圧縮Flacを基本としています。一部YouTubeにリスト「お洒落なミュージック」していますのでご覧ください。

音楽データの転送
転送アプリは「Media GO」を使いました。
※MediaGOで作成したプレイリストを転送後、更にXDP-30R内でプレイリストにインポートしました。MediaGOは現在アプリがダウンロードできないので貴重です。

高音質設定
アップサンプリング:オフ
Hi-bit32:オン
デジタルフィルタ:SLOW
ロックレンジアジャスト:Normal
ゲイン:Normal
ボリューム:33Pioneerは初めてなので取りあえずこんな設定にしました。



エージング0時間
EDMなどの打ち込みや電子楽器の音を聴くと非常に元気で切れがありますが、アコースティックな楽曲の場合全体的にメリハリが無いように感じました。低音から高音域まで良く出ていますが、中高音が粗く、低音域がぼやけている感じも受けました。バランスケーブルを使用していますが、音場もそう広くありません。また、アンバランスでも聴いてみましたが、ハッキリ言ってたいしたことはないです。XDP-30Rで音を聴くならバランスがお勧めです。



エージング100時間
音も安定してきました。全般的にエッジの効いたメリハリのある音質が魅力です。エージングが進んで雑味が取れましたが、あまり音の変化が無いように感じました。アルミ削り出しのボディーらしい乾いた切れのいい音が魅力ですが、長時間聴いていると少し疲れます。低音の締りはかなり良くなりました。
現在、同じアルミボディーのSONY NW-ZX300を所有していますが、音は違います。アルミらしい乾いた音は似ていますが、音の表現が違います。NW-ZX300は解像度が高く優しいキラキラした音が魅力です。アンプと電源の作りが大きく違うと思われます。一見XDP-30Rの方が迫力があって音が良いと感じるときがありますが、NW-ZX300を聴くとホッとします。





結局落ち着いた最強の組み合わせ
ここ最近ハマっている組み合わせは「暖か味のある深い低音、透き通る煌めく高音、低音と高音のバランスがシンプルで美しい音を奏でるイヤホン、AKG N40」です。勿論、ケーブルはAKGのφ2.5㎜バランスケーブルを使用します。相性が非常に良くXDP-30Rが最も生き生きとした音を奏でます。
AKG N40CN120-2.5 イヤホンケーブルXDP-30R の組み合わせは、良い音への入門としてはお勧めです。N40はかなり価格がこなれてきていますので買い時です。





【総括】
この音でこの価格(当時19,000円で購入)!音質には好みがあると思いますが、コストパフォーマンスはかなり良いと思います。「スマホの音が良くないと感じているけど、デジタルオーディオプレイヤー(DAP)にあまりお金をかけたくない」「SONYのウォークマンからお金をかけずにチョット浮気したい」と言う方にはうってつけだと思いました。ただ、バッテリーの減りが少し早い気もします。

2018年 9月5日
アップデートによりノーマライザーやaptX HD機能、リプレイゲイン機能などを実装し、非常に使いやすくなりました。特に昔の音量が小さな音源も劣化なく良いサウンドになり、音質全体もアップグレードした感じで、十分に満足できる音質になったと思いました。